重量軽減による強い基本構造
「ようかん型」の建物が、
サンクレイドルのシンボルです。
優美な曲線や複雑な構造が施された、格好のいいデザインのマンションもいいけれど、私たちはシンプルな直方体、いわゆる「ようかん型」のマンションを作ります。
「ようかん型」マンションとは、建物に凸凹がなくシンプルな形状を指します。建物としては施工しやすく、コストを抑えられることが大きな特徴です。
また、建物の耐震強度の計算が容易になり、変形した建物よりも耐震性が高く、緊急時の際には避難や救助活動もしやすいなど、安全性の高さにメリットがあります。
「経済設計」を実現するサンクレイドルの第一歩は、シンプルでバランスのよい基本構造からはじまります。
サンクレイドルシリーズの柱は、
なぜ部屋の中にあるのか?
一般的には分かりづらいことですが、サンクレイドルでは共用廊下側の柱を部屋の中に入れ、建物の壁と廊下の手摺がまっすぐにしてあります。
地味なようですが、これも省コストの工夫のひとつ、共用部の「こだわり」です。柱を部屋の中に入れることにより、共用廊下の幅と施工床面積の上昇を抑え、ムダな施工費の削減につながるのです。
もちろん、室内に柱が入ることで部屋が狭く感じないよう、室内空間の広さを確保するプランニングも欠かしません。
「ようかん型」の建物が、
省コストと安全性を確保します。
建物を地盤面で支える基礎部分や、地中からコンクリート杭で支える基礎構造は、安心な暮らしを守るために欠かせない要素です。
ここでも「ようかん型」の建物が重要になります。というのも、シンプルな構造はムダな資材を減らし、建物自体の重量を抑えることができるからです。
そうすることで、建物を支える部分である基礎部分や、コンクリート杭への負担軽減につながります。
バランスのよい構造では、建物と基礎が互いに均等に支えあうことが出来るのです。普段は目にすることのない地中の話ではありますが、安心して長く住めるマンションづくりのために、私たちは省コストだけでなく安全性にも配慮しています。